穴吹ハウジングサービス(本社香川、新宮章弘社長)は6月20日、大規模修繕工事専門業者の小野工建(本社大阪、小野孝子社長)の発行済み株式66・29%を同日付で取得し、子会社化したと発表した。取得価額は非公表。
小野工建の発行済み株式14万株のうち9万2800株を取得した。同時に同社子会社のアール弐拾壱(本社同、社長同)も関連会社とした。
小野工建は1968年創業、1972年10月設立。資本金は1億2000万円。本社は摂津市。近畿地方の大規模修繕工事を中心に、これまで2800件・28万戸を超える施工実績を有する。アール弐拾壱は塗装・建築・防水工事を手掛けている。
一般社団法人マンション計画修繕施工協会(MKS.A)ホームページの会員資料によれば、2024年7月期決算における同社の年間完成工事高は75億4526万2999円。マンション改修元請け工事高は61億4942万7070円。関西圏に本社を置く会員の中では最も多い。
穴吹ハウジングサービスは今回の株式取得により「東海・近畿地方における事業基盤のさらなる強化と請負事業の拡大を図る」としている。