吹田市内の管理組合が作成する長期修繕計画の計画期間の平均が28・2年にとどまることが分かった。市が5月19日に公表した昨年3月31日時点の管理状況届け出内容の集計結果で明らかにした。計画作成率は91・5%。未作成は46件(市調べ、7・5%)。
建設時期別の計画平均期間は、2011~20年建設が29・6年で最長。1971~80年建設は25・9年にとどまった。建設時期別に見ても計画平均期間が30年を超えるケースはなかった。
修繕積立金は5件が「ない」(同、0・8%)と答えた。平均額は1平方メートル当たり158・9円。建設時期別では01~10年の227・2円が最高。91~00年が202・3円、71~80年164円と続く。21年以降は83円で唯一100円未満。
積み立て方式は段階増額が50・5%。均等積み立ては38・1%。無回答(11・4%)が70件もある。
管理組合の有無ではおおむね2件が「ない」(同、0・3%)と答えた。
届け出数は612件。届け出率は90・3%。建設時期は2001~10年が157件で最も多かった。戸数は100戸以下が74・0%を占める。 ◇