東京都は管理組合や管理規約がないマンションの管理運営を支援しようとマンション管理士を無償で派遣する。10月9日、支援を希望するマンションを募集すると発表した。応募期限は12月19日。先着順で5件まで受け付ける。
一般社団法人東京都マンション管理士会に所属する管理士を派遣し区分所有者らと協力しながら、自立的な管理運営ができるようにサポートする。
派遣管理士はまず現地調査を行い管理適正化に向けた支援提案書を作成。区分所有者を対象に説明会を開き意向を確認した後、外部管理者方式等の導入に向け手続きを進める。
管理者には派遣管理士が就任し提案書に基づき管理組合の設立等を支援する。
支援期間終了後の管理については管理組合による管理に戻るか、自費で外部管理者方式等を継続するか区分所有者の意向を確認する。
都条例に基づく「要届け出マンション」で管理状況の届け出を行っており、管理組合・管理者等・管理規約がない、総会が開かれていない「管理不全の兆候がある」と都が判断する7項目中4項目に該当すると認められたものが対象。
支援期間は対象決定の日から原則2年間。
問い合わせは都マンション課☎03(5320)7532へ。