大京穴吹建設ら数社に 大規模修繕談合の疑い 追加で立ち入り検査 公取委

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  • 2025年5月5日

 大規模修繕工事で談合を行っていた疑いがあるとして公正取引委員会は4月23日、新たに大規模修繕専門業者ら数社に独占禁止法違反(不当な取引制限の禁止)の疑いで立ち入り検査した。

 関係者によれば、立ち入り検査を行ったのは大京穴吹建設、SMCRら数社。大京穴吹建設は24日、自社ホームページで、同社が同月23日検査を受けた旨明らかにしている。

 3月4・24日に行った立ち入り検査の対象業者以外にも受注調整に関与した疑いがあると判断し、追加で検査を行った。今回の検査で対象業者は約30社に達した。

 今後も検査が行われる可能性について、関係者は「そう何回もやる話ではない」と話した。 ◇

 3月以降行われている立ち入り検査では、関東における、いわゆる「設計・監理方式」が採用されたマンションにおける大規模修繕工事の入札・見積もり合わせの際、業者間で価格調整が行われた疑いが持たれている。「責任施工」での入札・見積もり合わせは一連の検査の対象になっていない。

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