国土交通省は5月20日、2025年度の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の事前採択タイプ提案型の募集を始めた。6月30日午後6時まで。
通年申請タイプは第1期の交付申請期間が6月中旬・下旬~9月30日。第2期は10月上旬~12月22日の予定。
両タイプとも管理組合が工事発注者の場合完了報告書提出までにマンション管理計画認定を取得することを要件に追加した。このため自治体がマンション管理適正化推進計画を策定し管理計画認定制度を実施していることが制度利用の前提となる。
同省住宅生産課は認定取得を要件にした理由について「より適正な管理が行われている共同住宅に支援をしていくことと認定制度自体の促進を図る意味で追加している」と話している。
交付申請時に取得していない場合は認定取得を決議した総会資料を提出する。
省エネ対策では「認定長期優良住宅型」の基準を「断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6」に変更。増改築の長期優良住宅認定で省エネ基準がZEH水準に改正されたことに伴う措置。
補助上限額は1戸当たり80万円、認定長期優良住宅型は同160万円で24年度同様。補助率も3分の1以内で変更はない。
募集要領など詳細は同事業ホームページに掲載中。