区・消防・警察と共催 ザ・パークハウス神戸タワー 5 24 防災訓練を実施

 神戸市中央区の「ザ・パークハウス神戸タワー」(築6年、33階建て352戸)管理組合は5月24日、防災訓練を行った。同区・中央消防署・生田警察署が共催した。訓練は例年実施しているが共催は初。居住者約60人が参加した。

 この日はヘリポート見学を初めて実施する予定だったが、降雨のため屋上出入り口から踊り場を見る形にとどめた。案内役の住民は「ここから階段を上った奥にヘリポートがあります」と説明。参加者は「思ったより風が強い」「雨の日は怖いね」など初の屋上の感想を話していた。

 避難訓練では非常階段で10階から1階エントランスに下りたほか最上階から屋上出入り口に向かう避難経路も確認。32階から最上階に出る経路の一部の扉がオートロックになっていることが分かり「周知した方がいい」と話す住民もいた。

 訓練は管理組合の理事が区に相談。区もタワーマンションでの実施を考えていたため協働に至った。

 防火管理者で監事の後藤紘彰さんは今後の課題について「周辺の地域貢献も踏まえた備蓄をどうするか。大規模マンションだからこその備蓄が災害に強いまちづくりを進める」と話した。 訓練前半には防火管理者で監事の後藤紘彰さんがマンションの避難経路の実情などについて解説した

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