埼玉県和光市は6月6日、マンション管理適正化推進計画を市ホームページで公表した。策定日は6月3日。管理計画認定制度は10月に開始する予定。同市の策定で県内40市中、計画未策定は行田・秩父・幸手・日高の4市となった。
今年4月に計画案を公表しパブリックコメントを実施していたが、意見の提出はなかった。文言の修正以外に計画案から内容に変更は加えていない。
4月5日に市役所で開催した市民説明会には13人が参加。市によるとアドバイザーとして派遣されるマンション管理士、工事費用などに関する質問があった。市は27年度までにマンションアドバイザーの無料派遣制度を開始するとしている。
認定基準と助言・指導・勧告の目安、管理適正化指針は国と同様。
認定の申請方法は未定。市への手数料は「無料の方向で考えている」(市建築課)。
計画期間は25年度から34年度まで。
市内ストックは24年1月時点で172棟1万752戸。うち1981年5月以前に竣工した旧耐震マンションは46棟だった。
マンション長寿命化促進税制の減額割合は3分の1。