首都圏有数の大型マンションで部外者による大規模修繕専門委員の「なりすまし」が発覚した事件で5月下旬、現場から逃亡していた1人が逮捕されていたことが判明した。本紙が報じた「大規模修繕工事受注画策か?
修繕委員2人の〝なりすまし〟が発覚
会議中に1人は任意同行後逮捕、もう1人は逃亡」(5月25日付第1303号)は、各方面に激震が走った。
報道後、神奈川県の500戸を超える別の大型マンションでも、冒頭の逃亡後逮捕された男が区分所有者になりすまし理事に立候補、その後修繕委員として活動していたことが6月7日に明らかになり、警察にも通報した。
このマンションでは設計コンサルタントの選考作業の最終段階だったが、5月25日付で報じた事件の舞台となったマンションで決定していた設計事務所が最終選考に残っていた。
「なりすまし」の舞台はどこまで広がるのか。
冒頭のマンションでは6月14日の理事会で告訴を決定。16日にも告訴状を提出する。
