NPO法人京滋マンション管理対策協議会(京滋管対協)は6月15日、京都市国際交流会館で第46回定期総会を開いた。
2025年度は引き続き管理組合の常任理事制の推進や耐震改修への取り組み、地区集会などを掲げた。京都市と共催して行う3回目の管理組合交流会も予定している。
24年度は常任理事制に関するセミナーを開催。耐震は耐震診断・調査やその準備が2管理組合、耐震改修が1管理組合。地区集会は延べ36回行った。
25年度事業計画では、耐震改修への取り組みについて関西大学名誉教授の西澤英和氏が代表を務めるNPO法人文化財修復構造技術支援機構(ASSEC)と協同したコンサルタント制度は終了したとし「新たな管対協耐震コンサルタントを検討している」と示された点に質問が多く上がった。
任期満了に伴う役員の一部改選では谷垣千秋幹事ら3人が再任。新規の1人を選出。
谷垣幹事は再任に際し、耐震改修がこれまで実施できていたのは「西澤先生がいるからです」とし「それを何で切るんですか」と訴え「会員にとって何の利益もない」と述べた。
今年3月末時点の団体会員は前年同日比6組合減の103管理組合・1万2224戸。 能登恒彦代表幹事
