パソコン・スマホ・タブレットなどでどこにいても映像を確認できる マンションのセキュリティー向上に注力する管理組合は多い。そんな中、管理室がない、または管理員がいなくても防犯カメラの設置と運用ができるシステムに関心が集まっている。「INVENTWONDER(インベントワンダー)」(本社青森、田中秀太社長)が提供するAI搭載の防犯カメラシステム「イーデバ」だ。米国NASDAQ上場のALARM・COM社(米国バージニア州)のAIカメラとソフトウェアを日本向けに独自にローカライズしたソリューションである。
イーデバの従来の防犯カメラにはない特徴として、操作が簡単で映像検索が容易な点が挙げられる。
日時、人、車、動物でフィルターをかけられるため、画面に張り付いて過去の映像を探す必要がない。
加えて、レコーダーとモニターを設置しなくて良いため、管理室などの専用スペースが不要。映像の確認は米国政府機関が採用するセキュリティー管理の下(暗号化通信AES―256)、パソコンやスマートフォンから行える。
会社のスタッフ(ログインするアカウント付与権限者)は現場に出向かず会社に居ながらにして、あるいは外出先で映像を検索・確認、必要な指示が出せる。
なお、防犯カメラの統括管理者には全てのアカウントを一括管理する権限を付与できる。権限の階層は3階層まで設定可能で、統括できるアカウント数に制限はなく、複数の建物施設の様子を一目で確認できる。
イーデバには基本的に保守管理サービスが組み込まれている。デバイスは毎日自動で点検、トラブルがあると同社に通知が送られ、早期の対応が可能だ。遠隔対応によりこれまでの防犯カメラに必須だった現場点検をなくしたことで、維持管理費用の削減にも寄与している。
また、保守管理サービスによって防犯カメラの性能を常に最新の状態に維持。防犯カメラ自体はソフトウェアやファームウェア(電子機器内のハードウェアを制御するソフトウェア)のアップデートにより、カメラを買い替えずに最新機能が適時に搭載される仕組みになっている。
設置から年数が経過してもカメラは型落ちせず、むしろ年を追うごとに最新の便利機能が追加される。
なお、小規模なマンション向けに、価格を極力抑えたAI防犯カメラも同社ではそろえている。
夜間も暗視モードでクリアな高感度撮影。夜間の小さな侵入者の細やかな動作まで確認できる

