新会長に就任した小田和幸氏
一般社団法人日本リノベーション・マネジメント協会(RM協会)は6月20日、東京・四ツ谷の主婦会館プラザエフで第13回定時総会を開いた。役員改選で、会長に大規模修繕工事専門業者・TOKEN(本社岡山)の小田和幸社長が就任した。
就任に際し小田会長は「これまで関係者の皆さんが築いて来られた協会の確かな土台を大切にしつつ、最善を尽くしたい」とあいさつした。
2025年度は▽会員メリットの強化▽組織と財務基盤の強化▽提案範囲の拡大▽認知度向上―の4点を重点施策に掲げている。
会員メリットの強化では営業マニュアルの整備や標準価格の策定、販促ツールの整備を行う。提案範囲の拡大では、分譲マンションに加え賃貸ビル・マンション、設備分野の修繕工事も対象とし、管理組合に限定せずビル・マンションオーナーからも相談を受け付ける。
定款については、入会希望者が迅速に手続きを完了できるよう、入会審査の権限を「理事会」から「入会審査委員会」へ改める。
今年6月1日時点の団体会員数は33。前年同日比3減。
小田会長は総会後の懇親会で大規模修繕の談合疑惑について「大規模修繕工事という市場が、今後健全に進化していくための一つの転機となると考えている。また協会が推奨している透明性の高い仕組みを作りこれを普及させていく一つのきっかけやチャンスになる」と言及した。
