宮城県仙台市は9月22日、マンション管理適正化推進計画の改定中間案を公表し、意見募集を始めた。10月21日まで。
「目指す姿・基本目標・施策の方向性」を追加し「市街地環境への悪影響発生の未然防止」と「災害対応力の強化」を掲げた。分譲業者・宅建業者の役割も定めた。早ければ来年開始する管理状況届け制度は「管理状況に応じた適正化誘導」に位置付けた。
助言・指導等の目安として▽会計帳簿が未作成または適切に保管していない▽管理費未徴収▽計画期間全体での修繕積立金平均額が著しく低額▽管理費・修繕積立金の滞納に適切に対応していない▽大規模修繕工事を計画的に実施していない―を追加した。
2030年度までの数値目標として▽管理状況届け出制度による届け出済み棟数の割合80%▽30年以上の長期修繕計画に基づき修繕積立金を設定する管理組合の割合25年度37・3%を50%▽自然災害を想定した自主防災組織を結成している管理組合の割合同26・8%を30%―を掲げる。