大和ライフネクストは9月26日、主に受託管理マンションに提供してきた「駐車場サブリース」サービスを、非受託物件にも本格的に拡大すると発表した。
同社は2021年11月、空き駐車場を外部利用者に貸し出し、管理組合の収支改善を支援する同サービスの提供を開始。同社広報課によると8月末時点で受託管理物件の約300棟、非受託物件約30棟の計2400区画ほどで利用されている。
駐車場の空き区画を同社が賃料固定で借り上げ貸し出すため、収入の変動や未収リスクを回避でき、安定した収益を確保できる。
「賃料は立地や周辺環境に左右される」(同課)とするが、渋谷区で30区画を貸し出し、年間約600万円の収益を実現した例を紹介している。
サービス導入時には管理規約の改定をはじめ、各種手続きが必要。同社はマンション管理業務に精通した立場から一連のサポートが可能としている。トラブル発生時にはルールを熟知した専門部署がコールセンターと連携し、管理組合に寄り添った対応を行う。
同社は31年までに利用数を計5000区画まで拡大する方針を掲げている。