EV「蓄電池化」で実証 橫浜のマンションで1年間 カーシェアでデータ収集 レジル

  マンション高圧一括受電サービスのレジル(本社東京)は10月2日、横浜市の「金沢八景パーク・ホームズ」で、電気自動車(EV)のシェアリングの運用実証を同月1日に始めた、と公表した。

  日産の「リーフ」を2台用意し1年間運用する。カーシェアの需要や稼働状況等のデータを収集しEVを災害時「蓄電池」として活用できるかどうか実用性を検証する。運用実証結果を踏まえ、昨年10月に締結した市との連携協定に基づく、EVを活用した防災レジリエンス強化等の取り組みに生かす。

  同社によれば、蓄電池は災害時の有用性が注目される一方、マンションでは設置場所が課題になるケースが少なくない。EVを蓄電池として活用できれば、新たにスペースを確保し蓄電池を設置する必要がなくなり、平時はカーシェア、非常時は共用設備の電源として機能する仕組みがつくれる。

  利用料金は税込みで15分308円もしくは同264円。利用頻度で料金は変わる、としている。

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